■ ID | 438 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | ボーリングコア解析による関東平野中央部における中期更新世以降の古地理復元 |
■ 著者 | 松島紘子
東京大学 須貝俊彦 東京大学 八戸昭一 埼玉県環境科学国際センター 水野清秀 (独)産業技術総合研究所 杉山雄一 (独)産業技術総合研究所 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本地理学会2005年度春季学術大会、平成17年3月29日 |
■ 抄録・要旨 | 吹上〜羽生間および吹上〜北本間の地質断面図を作成し、MIS9とMIS11海成層の上面高度分布および各基底礫層の下面高度・層厚分布を考察した。
その結果、MIS9とMIS11の海成層は概ね水平かつ連続的に堆積しており、この地域では海進時に海岸線が後退していたと推測された。当時の海岸線は羽生よりさらに北東へ延びていたと推定され、MIS11の最大海進時の海岸線位置はMIS9の時よりも内陸に及んでいた可能性があった。このことは、グローバルな海洋酸素同位体比変動特性や関東平野南部の海成層産出化石の分析結果などと調和的である。MIS7〜8に堆積した礫層は層相変化のため対比が難しいが、上述した海成層との上下関係に着目することによって側方に追跡でき、厚い礫層の分布限界は荒川の扇状地の末端と概ね一致すると推測された。 |
■ キーワード | ボーリングデータ、地質断面図、海水準変動、古環境 |
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